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2005.08.29 方言メモ6
朝夕は過ごし易い季節になってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
数少ないさんたり閲覧者のなかに、「喜界島で胡麻の収穫とか手伝いたい」と宣う奇特な方がいらっしゃいます。今回はそんな物好きな方のために、畑で役立つ方言会話を取り上げてみたいと思います。



さて、季節は夏。
島の夏も一番暑い時期に差しかかる頃、喜界島に遊びにきた親戚の子が胡麻の収穫を体験したいというので、今日は早朝から畑で汗を流すアジー・アンマーとM子の三人。
時計がもうすぐ10時を指そうという頃・・・。


アンマー(以下婆)「でぇ、おっとー さーでぃむ ぬめんみろー」
アジー(以下爺)「えー。にゃー十時な。M子ちゃんにむ くいけーろー」
婆「M子ちゃん、十時さーどー!」
M子(以下M子)「はーい」

爺「うまや、あとぅさ。あまーぬ がんばらーんさー いろー」
婆「いん、あっしじゃ。あまーなりば すださろー」
爺「M子ちゃん。あんまさねんな?」
M「いいえ。初めてだから楽しいです」
婆「しゅーや はでぃむねんから うふくあとぅさろー?」
M「はい。でも大丈夫です」
婆「だー やまとぅわらびじゃんむん ちゅさんやー」

爺「にゃー、あとぅ なり ちれんから、やーかちむどぅろー」
M「今日はもう終わりですか?」
婆「よーねーや やーかち ひんにゃ しゅんむんなれん、買い物んちゃー行かんばならんそー」
M「そうなんですか?」
爺「はろーじんちゃーや だー 見りぶさーよ」
婆「みんださんちゅどぅ来りば とぅらんちゃ見らんば うかりんむんな」

爺「あぎ どっこい。でぇ、一時間ばっかぃ ちばれんみろーか」
M「はい。頑張ります!」


<訳>

婆「さて、お父さん。お茶でも飲みましょう」
爺「おぉ。もう十時か。M子ちゃんにも声かけようか」
婆「M子ちゃん、十時のお茶だよー」
M「・・・」

爺「ここは暑いね。あっちのガジュマルの下に入ろう」
婆「うん、そうだね。あそこなら涼しいかもね」
爺「M子ちゃん、疲れてない?」
M「・・・」
婆「今日は風もないから、余計に暑いでしょう?」
M「・・・」
婆「あなた、都会っ子なのに強いね」

爺「もう、あと少し切ったら家に帰ろう」
M「・・・」
婆「夜には家にみんなが来るから、買い物とか行かないとね」
M「・・・」
爺「親戚達があなたを見たがっててね」
婆「珍しい人がきたんだから、顔くらい見ずにはおけないでしょ」

爺「あぎ どっこい(掛け声)。さて、一時間ばっかり頑張ってみようか」
M「・・・」



声に出して読んでみると分かると思いますが、標準語が喜界島方言に訛っていくある一定の法則のようなものがあります。
それを身体で感じ取ることが出来るようになると、分からない単語が出てきても大方の内容は理解出来るようになります。

例えば、
「さーでぃむ」→「茶でも」ですから「でぃむ」=「でも」
「M子ちゃんにむ」→「M子ちゃんにも」  「にむ」=「にも」
「はでぃむねんから」→「風もないから」  「はでぃむ」=「風も」
とかいった感じです。

・・・・わかります?




0138.jpg
グイバテー(キビ畑)





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