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2005.10.17 YU MIRI
今年の三月頃に喜界島に帰省したとき、往きの飛行機の中で読む本を飛行場にある本屋で物色していて何の気無しに買った本が柳美里さんの「仮面の国」という本でした。それまで彼女の作品を読んだことがなかったのでこの機会にと思い買ったのですが、題名だけ見て決めたので読みはじめるまでそれがエッセイ集だということを気付きませんでした。
いざ読みはじめてみると、そのエッセイが書かれた2000年当時の時事問題などを題材に当時の言論界に様々な波紋を広げた作品らしく、大変興味深く読むことが出来ました。

それから「ゴールドラッシュ」という小説も読んでみて悪くない印象を持っていたので、古本屋でほかに読みたい本が見つからない時に買っておいた「男」という作品を読みはじめました。

これも小説家と思っていたらエッセイ集でしたが、昔からエッセイ集は嫌いじゃないので読みはじめました。
この文庫の「帯」に『エロティック、でも、純粋な性と愛の物語』という謳い文句があります。
官能小説を書くことを編集者と約束した柳さんが、その官能小説を書くために考えたりしたことと、小説の欠片の両方が書かれているのですが、多くは彼女の過去の経験と記憶が書き記されています。
本当に赤裸々に過去が語られています。

自身の経験として語られていることがどこまで本当にあったことなのかは分かりませんが、彼女の考えていることが顕われていることに違いはありません。

柳美里さんといえは、売れっ子作家の一人といって間違いない存在です。
作家さんのなかでは顔も知られている方なのではないでしょうか?
それなのに、何故あんなに赤裸々に自分のことが書けるのでしょうか?
小説としてではなくエッセイのなかの「私」として、自分の過去のことをあれほどはっきりと書けるものなのでしょうか?
まぁ、それが彼女にとっての「物を書く」ということなんでしょうが。。。


作品としては、一気に読んでしまったくらいなので面白くないわけではありませんが、なんか後引くものがあったのも正直なところですので、
しばらくは彼女の作品を手に取って読むことはない気がします。






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